ウィンター・ガーデン@原美術館

お昼前に到着。
原美術館は何度来ても、かなり好きな美術館だと思う。
建物自体はコンパクトなのに、この作品はこの空間、というフィット感がある展示が好き。
常設の須田さんのところは何度見てもぞくっとする。
天井も高くないし、抜け感もないのに、
作品が窮屈に見えない不思議。

で、企画展。
松井みどり氏にキュレーションによる2000年アラウンドの作家たちを、
「断片を組み合わせて独自の世界観を表現し、時代遅れのものや凡庸なものに新たな用途や意味を与える「マイクロポップ」(松井みどり氏の造語)的表現」と表現し、
やんわり時代の解釈の背中を押す展覧会。

もともと好きな作家と、初見の作家と、うまくキーワードでつながるような、つながらないような。だったんだけど、
緻密さとゆるさと、世の中と厭世と、マイペースにすべっていく感じは、
すっと見るものにはいってきやすい内容だった気がする。

個人的にはもう、一階の空間が開けた瞬間に浮かび上がった
杉戸洋氏の作品だけで十分もとがとれました。笑。

かたちでもないし、色や空気。
それだけでこんなに心がつかまれてしまう。幸福。

秋葉原経由で御殿場へ買い物に。
久々に散財。
いろんなことをすっきりさせないとな、と思いつつ。
日曜日の夜はきらい。

ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開
2009年05月23日 〜 2009年07月20日
原美術館
〒140-0001 東京都品川区北品川4-7-25
電話: 03-3445-0651