池田亮司展、HIROMIX展など
きよすみしらかわ方面へ。
先に池田亮司展。
遠くから見て圧倒され、近づいて眩暈がする。
音も光もくらくらするほどクール。
でも苦しい。
特にスピーカーを点在させた作品は、歩くごとに、首をかしげるごとに、
世界がゆがんで感じられて夢中になってしまう。
終わって、清澄白河へ。
HIROMIXの7年ぶりの個展ということで、盛況。
イラスト、写真、映像。
イラストにちょっととまどう。
少女漫画の延長のような、ユニコーンと美少女のような。
女の子。授業中にノートにらくがきしていた高校生に戻っていこうとするかのような。
女子が生きていくのはなかなか大変だなと思ったり。
変わらない、変えない、変えたくない。とかいろいろ。
写真は「光」がいろんなものを隠し、いろんなものを浮かび上がらせる。
とっても遠まわしで歯がゆいくらいの手法が、「早春、心の輝き」というタイトルに合っていた。
外に貼られていたポスターと、ぽつんと残されていた花にやられる。
ほかもさらっと流しましたが、ここはほんとに、アートのセレクトショップみたいです。
透明のドアを押して店内に入る感じ。
外との境界線があいまいなあたり、アートもプロダクトだなって気分になる。
にしても、ギャラリーによって展示方法のこだわりに差がありすぎてちょっと戸惑う。
家のものおきみたいなスペースが目の端をかすめるとなんだか醒めるのは、
いまどきの感覚ではないのでしょうか。
きよすみしらかわ、水があるし、ちょっと住みたい。