アクセス解析サミット session4

ECナビ ウェブ最適化の取り組み A/Bテストから会社が動いた
ECナビ 春元和正氏

UIO戦略室:「日本で一番数値で語れるエンジニアやデザイナーがいる組織をつくる」
1.「定量×PDCA」の手法のひとつとしてA/Bテストを実施
例1:見出し
「ナビバリューリクエストとは?」→「値引きリクエストとは?」
CTRが+97%
例2:カウントダウン
「キャンペーン終了まで○日」→「キャンペーン終了まで○日○時間○分○秒」
−12%
→「定量」測定により「PDCAが回り始め」、「チームの顧客思考が高まった」

が、しかし、、、右肩上がりを期待していたがうまくいかなくなる。
疑問:「ウェブ最適化」とは? 
LPOのカンファレンスに参加して得た答え:「テクノロジーじゃない、サイコロジーだ」」「技術ではない。人を見ることである」

定量的」に何を理解したいか。
数字がすべてではなく、「ユーザーを理解する」ことが重要。
「U会話」と名づけてA/Bテストを通じてユーザーを理解するための対話をする。
仮説の正解率も上げていく!

2.組織づくり
人を集める
・実際に手を動かす人を集める
 → 思いついたことをすぐ実装できる
・いろんな事業部から人を集める

活動する
・U会話のために良いツールを見つける。
Google Analytics
Kampyle(ユーザーアンケートなど)
Clixtale(ページアナリティクス、ページの見方)
GoogleWebsiteOptimizer
※選定基準
導入が簡単(タグ埋めるだけとか)、直感的に使いやすい、高くない

啓蒙する
・「情報」を受け取って「考察」を返す
デイリー:全社掲示板にアクセス解析データを共有。
Facebookページにテスト関連最新情報共有
ウイークリー:テスト共有、勝手にUIO、戦略室ブログ更新、全社掲示板にユーザーFB共有
不定期:Skypeでメンバー間情報共有、全社掲示板にテスト実施・終了共有

チームをまとめる
・リアルタイムアクセス解析ツール
ユーザーFBツール「Kampyle」(ポジ、ネガ、その他)
「U会話」としてユーザーに直接聞いてしまえばいいじゃない!
ポイント1.「定性情報」が「定量」になること(FB数、ポジネガ比率)
ポイント2.「リアルタイム性」によるユーザーがそこにいる感覚
反応メールもリアルタイムで届くので、目の前で接客している感覚。
ネットにあったユーザーとの距離がぐっと近くなる感じ。
メンバー全員がお客様を見ることで「チームがひとつに」

まとめ:
データではなくユーザーを可視化する!
まず「思い」、そして継続すること!