僕にとって小説を書くのは、峻険な山に挑み、岩壁をよじのぼり、長く激しい格闘の末に頂上にたどり着く作業だ。自分に勝つか、あるいは負けるか、そのどちらかしかない。そのような内的なイメージを念頭に置いて、いつも長編小説を書いている。


村上春樹「走ることについて語るときに僕の語ること」



僕の想うロックは
みんなが行きたがらない崖のギリギリまで行って
そこだけしか咲かない
美しい花を摘んで
それを慌てて持ち帰り
それを歌にする


みうらじゅんアイデン&ティティ