PLASTICS X Cornelius@リキッドルーム

そうさ。最近ライブに行ってない。
仕事が終わらないからしょうがない。
っていってると一生行けないから、今日は断固行く決意で仕事。
きれいに片付いてあがろうか、と思ったところに、
ありえないメールが届き、煮てやろうか焼いてやろうかと江戸っ子魂がマックスになるも、もとい江戸っ子じゃないし、このままいると感情に任せてろくなことしないだろうと、賢明な判断。
会社のあこがれの姉さんにライブにつれてってもらいました。

いっぱいのんだところで、コーネリアス
小山田君はストライプのボタンダウンをイン、の予想を裏切り、帽子にストライプのTシャツです。
うんうん、買ったよ、そういう帽子。文化屋で、と岡崎京子ワールド全開なスイートな気分に。
始まる前から、緞帳の後ろからシルエット。
赤、白、青の光で興奮は最高潮。
久々に見ましたが、映像と音のシンクロにかなり本気でびびる。
あれはやっぱりVJがその場で調整して流してるんですよね?
サンプリングばりばりだったり、超ラブリーかつマルチスコープな世界が展開。

スリー、ツー、フォー!

はっきり知ってる曲は「star fruit,surf rider」位でしたけど、
すごい楽しかった。

あらきゆうこのドラムは、はまってるなー。
以前にくるりの後ろでたたいてるのみたときはぴんとこなかったけど、コーネリアスだとすごくはまってる。
すごいタフなんだけど、時にギター並にメロディーを刻むおしゃべりなドラム音。

小山田君ってやっぱり記号のひとなんだよな。
そして永遠にロッカーにあこがれる男の子。
彼のギターの弾き方を見てるとほんとにそう思う。

となるとやっぱり、フリッパーズギターってやっぱり奇跡だよね、と休憩タイムは大興奮。

そして[コーネリアス以上の集客で始まったのがプラスティックス。
チカちゃんがいないのはさびしいけど、「copy」で幕開け。
途中、新曲「.com」「I don' know」そしてthe chillの曲やカバー曲を織り交ぜつつ。
わたし、実は生で彼らを見るのは初めてです。
伝説を聞くばかりで。

でもやっぱりかっこいいなと思いました。ADC賞とってもしつこく音楽をするハジメさんは、男ならこうとしとりたいよね、というあこがれ。

アンコールは小山田君を招いての、20century boy。ラストは「top secret man」。
わたしは結局YMOしかまともにきいてない小中学生だったんだけど、今聞くとニューウェーブであり、ネオGSであり、パール兄弟であり、ムーグであり、もうその後の要素てんこもり。
最後は屋敷豪太が遠慮するなか、抱き合うメンバー。
大人になったなー。かっこいい!

帰りにステキな姉さんのいきつけでお食事。わたしはこの方がとっても好きでして。
中学時代にファッション馬鹿をやってきた人間特有の現場主義を感じるのです。
がーっといろいろ話して、ああ、わたしはスタンダードを選ばないことをよしとしてきたんだから、自分の感覚を信じればいいのかなと思ったりした。
他人がどう思おうが、迷惑さえかけなければ、何を考えて生きるかは自分次第だ。




ライブ中になぜか、小学生のときに隣の席に座っていた真っ白な男の子君のことを思い出した。
お母さんがおなかに彼がいたときに薬をのんだからだ、と小学生なりのうわさできいていた男の子。
どうしてるのかな。
こんな風に昔聞いた音楽を聴いて、かつての自分を遠くから眺めようとしたりしてるのかな。


懐かしさは時に、不思議な感傷をつれてくる。