仕事

歓迎会に行って、ちょっと酔った帰りに部下に退社の相談を受ける。
できるだけ、自分のやりたいことをやってほしい。やりたいこととダイレクトじゃなくても、「納得」のいくことをしていて欲しい。友人としても信頼していれば、当然思うことだ。嘘じゃない。
でも何だかすごく動揺している自分もいる。
自分のやり方が間違っていたのかな、と思う。心当たりは山ほどある。
もっとこうしていなかったからだろうと自分のなかで思う部分も山ほどある。
でもそんな風に思うことは傲慢なことだ、とわんに言われてはっとする。
そうなのかもしれない、本当に。
その人の内面に抱えた葛藤や苦悩、大切にしている何かを、わたしは何も知らない。わたしに限らず、他人には知りえないことかもしれない。
きっと、それは、わたしが云々なんて軽いものじゃない。

考えた末のことなら、今後納得がいく人生が歩めることを望むのが筋だろう。

まだまだだな。自分。結局、さみしいとかかなしいとか心残りとか。たくさんあやまらないといけないことがあるような心苦しさと、結局自分を正当化しているような、きっとしているんだろう薄っぺらさと、でもそう思うならきっと描いたとおりを躊躇なく選んで欲しいような自虐と。よくわからない。でも、たくさん感謝しているし、本当に助けられてなくてはならな存在だったことはよく分かる。ずっと分かってた。

気付いてあげられなかったことは申し訳なかったけれど、今後の自分に胸を張って、後ろを振り返らずにいってくれればいいんだろうな。何とかなる。振り返る必要がないくらいに何とかする。それが自分のやるべきことだろう。
途切れないこと。背負い続けること。選んだことなら、全うする。いけるところまで、とりあえず。