ドラえもん×Jwordキャンペーン

仕事柄あまり言いにくいのですが、企画で参加されている放送作家の某氏の発言が波紋を呼んだりと、最近迷走気味の「ドラえもん」。今度の映画も、重要な役の声にアイドルを採用するなど、不安を抱えるファンが多いのも事実。テレビ版に関しても、個人的に千秋氏が苦手なのもありますが、声だけだからこそ、演技力のあるひとにやってほしいよな

とまあ、それはおいておいて。
映画『ドラえもん』 公式サイトへのアクセス誘導協力を実施 JWord×『劇場予告編』〜
こんなリリース出てましたよね。

JWordサービスを利用して、アドレスバーに「映画ドラえもん」と入力すればダイレクトに公式サイトを表示させます。さらに、JWordが提携している Yahoo! JAPANなどの検索サイトで「映画ドラえもん」と検索した場合、検索結果の上位もしくは目立つ位置に公式サイトのリンクを表示させるため、ユーザーは JWordを使っての公式サイトに簡単にアクセスできるようになりユーザビリティが向上いたします。

ニュースにするほどのことなんでしょうか? 「映画ドラえもん」でJ-Wordが出ます、がニュースになるなら、世の中のSEOを施したり、連動型広告を出稿したりしている「○○で検索」CMは、すべてニュースになるかと。

ちなみに、J-WordってCMワードも始めてましたよね。
Jマークで表示されても正直分からないし、「CMアイコン」が表示されれば少しは分かりやすいかもしれませんが(さらに、CMでおなじみ! とか文字じゃないと当初伝わらない気もするけど)、当面exciteのみの参加だす、Overtureとの絡みがあるY!は協力するとは思えないなあ。

いまだにスパイウェアと呼ぶ人も多いGMOスレに自演が多いのもちょっと痛い

まあ、「ドラえもん」に関しては、Y!と組んだり、ネット上でニュースになることを狙うテレ朝製作者側の意向と、話題性ならなんでも欲しいなJ-Wordとが見事に合致してリリース流してるだけか。むなしい。

日本における検索エンジンの利用比率は、1位と2位のY!とG!が独占状態ながら、MSN、gooにも固定ファンは多く存在します。Googleは検索結果のUIがほとんど変わりませんが、Yahoo!やgooといった、ウェブ検索以外にもブログなど各種専門系検索を持っているサービスほど、リニューアルを繰り返しています。そうなると、検索結果のどこを見れば何があるかを共通認識として持つのはむずかしいなと思う。特にJ-Wordなんかは、掲載している媒体ごとに場所も、今回のように見せ方も変えることが、本当にユーザーにとって親切なことなのか、果たして何割の人が動線を理解して使いこなせているのか、もう少し考えたほうがいいんじゃないかなと思います。

便利だと提供側が思ったとして、便利さが伝わらなければユーザーの使い勝手になじまないし、なじまなければどんなルールも意味がないのだから。