2ちゃんスレにも。「リコメンド機能」

今日も翌日日記です。涙。

「今までの30年なんて、ただの序章だ。」

ジョブスのメッセージ、かっこよいです。amazonも、優良Q&Aサービスやら、バッグと靴の専門サイト(別ドメイン)を開設したりと元気。

amazonが黒字転換にしてからの怒涛の勢いについてはおいておいて、個人的にはamazonといえばやっぱりリコメンド機能の生みの親というイメージが強い。
私自身はあまりamazonで本を買わない。家電なんかは安かったり早かったりで買うんだけど。なぜ買わないかといえば、やっぱりあのリコメンドが気持ち悪かったりする。
宗教書とかエロビデオとかを購入していると、サジェストされてくる内容も「それなり」で、それは彼らの履歴収集やサジェスト判定の閾値が正確であるという評価にほかならないんだけど、裏側の処理を想像するほどに、覗き見されているうすら寒さを感じてしまう。まあ、これは自分自身が屈折しているせいと、買っているものの趣味のうしろめたさが起因してますが。

で、そんなにネットを使っていない友人と話したりすると、素直に「あれ便利だねえ! わたしの趣味に合うものばっかりオススメしてくるし、結構マニアックなのもあるんだよ」なんて言葉が返ってきて、己の汚れっぷりに落ち込むわけです。

なんか気持ち悪いんだよな、という程度なんですけどね。

まあそんな気持ちに関係なく、同様のリコメンド機能が続々浸透してきました。そのなかで面白かったものをひとつ。
あの2ちゃんねるまで鋭意開発中みたいで。ちょっと例が悪いのですがこんな感じでテスト表示されています。

スレ乱立の時には参考になりそうですが、どんな基準で出しているんでしょうか。リコメンド機能って、ショッピング系の営利サイトや、滞在時間を増やすことでビジネスになる場合には非常に効果的な気がするのですが、2ちゃんの場合は、あくまでもユーザーの利便性を求めて採用しよいうという感じでしょうか。ちょっぴり意外。
そしてこの機能の肝は、やっぱり「精度」につきますね。口コミであれば、より多くの人の意見を参考にする、allabout的に識者の意見を参考にするといった方法が主流でしたが、ここに自分の行動がプラスαされることで、根拠が複雑になる。そうなったときに、感覚的に、ああ便利だと思わせるものを提供できるか否か。

2007年のテーマのひとつは、個人的には「閾値」かも。笑。
この閾値、何も技術的なことばかりじゃなかったり。業務上、人に仕事をふってお願いする場合にも、どのラインを超えるものをふればいいか、ふるべきかに迷うことがある。これも閾値。判断するための材料と自分の履歴を振り返る意図的な他者的な視点を持たないといけないなあと思います。