LAST DAYS

自分なりにカートに代表される90年代のせつないものたちに答えを出すために初日に足を運んだのですが、答えが出るどころか気持ちが乱れました。
個人的にカサヴェテスの視点とともに動くカメラとつながっているガス・ヴァンサントの撮り方や、時間のシンクロ加減は好きな感じなんだけど、如何せん重い。
キム・ゴードンが出てきたり、音楽にサーストンムーアが参加してたりするんだけど、
カートを反映しているらしい主人公ブライアンがひとり弾き語る曲とかしんどくて。
途中にヴェルヴェットアンダーグランドのレコードもかかるんだけど、
冷静に詩を意識したことなく聴いていたので、こちらも重たく。
「だけど」ばっかり……。

何だかやっぱりまだ気持ちの整理がつきません。
ただあの時代の、あの感情を描くことに挑むのは、勇気のあることだと思いました。

あ、そういえば仲間のバンドマンが語る「名刺におっぱいが書いてある日本人の女の子」って、、、、この辺り中途半端に痛い。

さっぱりまとまりがなくなりました。涙。
ドラえもんの映画とかが無性に見たくなりました。
単純に明るくて、痛くなく無垢なものが見たくなった。

あ、次はフィッシュマンズの「THE LONG SEASON REVUE」が公開ですね。
再結成したバンドのドキュメンタリーみたいですが、佐藤君の映像もでてくるのかなー。何だかいなくなった人たちの世界にどっぷりな3月。