岡田裕子展@MIZUMA ART GALLERY

最終日に見てきました

壊れちゃった主婦の最期から、その経過を振り返るみたいな展示。
レポーターが主婦のそれまでをレポートするインスタレーションと、
パンで作った化け物アートや、
なぜか思春期のにおいと昼メロの茶番が入り乱れた絵画や造本。

こういう30代とかの主婦って多いかもしれないですにゃー。
10代の中途半端な自己表現を悶々と内に秘めつつ、
家事をこなしたりとか。
そもそも主婦という定義がよくわかりませんが、
夫や子どもを持ち、彼らの世話をやき、家庭を家庭らしく築いていくって、
それなりにどっしり構えないとなかなかやってられん気がします。

夕方のスーパーなんかで野菜やお魚を組み合わせ、
補充的な調味料なんかをかごにいれていく女性たちは、
みんなあの舞台においてすごくしっかりと地に足がついている感じがします。

彼女たちの経過してきた思春期の危うさと、
時にバランスがくずれたとき。あんな風に明るくタフで猛進的なイメージが浮かぶものなのかもしれません。