アクセス解析サミット session3


■ユーザーローカル
User insight
組織の課題解決1:データの視覚化により意思決定のスピードを早める
社内調整(コンテンツ編集、エンジニアなどなど)が大変。。。
そこにデータを生かす!
クリックを見ると[何が人気か」は絶対的。でもどうして人気かがデータだけではわからない。。
場所や要素を入れ替えて実証してみる(ABテスト)
方法
・ヒートマップ(ユーザー行動の視覚化)
・ペルソナ分析(ユーザー属性の視覚化)
組織の課題解決2:ソーシャルメディアの台頭による効果分析の複雑化への対応
2009年のリファラ 6割検索
2010年はCGMリファラなしが5割!
twitterfacebook対応をせざるを得ない。。

検索エンジン、広告、メール

上記+ソーシャルメディア
ソーシャルメディア内で完結。
ランディングページに導入しない方法も出てくる。
・自社サイトへの流入を計測
ソーシャルメディア内の把握(どんな風に話題になってる? 企業アカウント、ページの分析)
事例:ダイアンモンドオンライン
3万弱フォロワー、2000弱いいね
twitter経由ユーザーは記事全体をきちんとよむ。
(じょうろ型の下が太い!)
若年層が多い
つぶやいている内容

■ベネッセ「組み合わせ」で見えてくるサイト改善の糸口
・ポータルからショッピングモールへの送客

ウイメンズパークにレコメンドを枠を出しているが……
クリックは伸びたがCVはあまり伸びていない……
新規/リピーターやカテゴリ別などで見ても原因が特定できない……
送客元と送客先で認識も異なる

施策
【ユーザーの行動分析】
・ユーザーの様子を見てみた。行動を見ながら問題の構造、分析の切り口をとらえる。
・身近な人でいい。状況設定を軽くしてあげて行動してもらう。

この場合……一回の訪問では完結しない!(離脱して相談、価格比較)
購入しようと思ったときには、またウィメンズパークからはいっていく。
レコメンドの内容が入れ替わっていて「この前見たものが見つからない!」

次の問題
「買い物かご」に入れてから、送料無料を目指して「ついで買い」商品を探そうとする。
「購入手続き」を目立たせるために、「お買い物を続ける」のボタンが目立たない。。。
「戻る」を押すと消えちゃいそう。。。

ここまでがユーザーの行動を観察した定性分析

定量分析で裏づけ】
定量的に離脱率などで裏付ける。


【お客様を見る】
共感が得られないので、お客様を一緒に見に行く!
実際にお客様を見ると意識が変わる!


事例その2「おススメ診断」によるクロスセル効果検証
レコメンド効果ではなく、「もともと購買意識が高い人だからでしょ?」に対して、アンケートを実施。

完了ページにリンクを設置すれば、「アンケート」は汎用性のある検証方法。

その3 複数ツールの使い分けのお話
アクセス解析ツール
・RTMetrics:全社標準(社内630人程度が利用)。初心者も大丈夫
Google Analystics:自分で使いこなせる人向け。Web担当者などが利用
・Site Catalyst:ショッピングモール用
・User Insight:ヒートマップでリニューアル後の検証
※仮説検証はA/Bテストツールを利用

その4 社内啓蒙活動
1.トレーニングの実施:年数回研修を実施
2.社内サポート窓口の設置
3.各部門の費用負担を0に

研修の内容……
・指標は「サイト目的」から考える
・数字の扱い方に気をつける。誤差に振り回されない
・迷ったら「分析MAP」にあてはめてみる
アクセスログ分析だけでなく、ほかの手法との組み合わせが重要
・紙も同じ!

まとめ!
1.数字だけでは分からない。人は動かない
2.定性/定量情報をうまく組み合わせる
3.ツールはケースバイケースで組み合わせ
「答えはお客様の中にある!」