メディア・アートとは何か?@東京大学
いまさらですが、、内容メモ
混乱 → 批判的知性
クリティークなしのクリエーションはありえない。
現実とコンピュータの違いとは?
重力がない、触れるものがない。
現実と違う可能性がある。現実のほうが不自由。
現実は完璧だと思い込んでいる→亀裂(怪我や事故)がはいったときにこそ→現実に生きていると感じる。
存在していなかったものに対して作業している(ワープロのデータが消えるなど)
技術に不完全な側面があるところが味わい深い。
技術がもつギャップ。
表現を支える素材が持つ特徴を知ること → 作品につながる
メディアアートにもネタがいっぱいある。
あまりに完璧になると、おきていることと見えているものがずれてきてしまう。
→ 何もおきていないようにみえる!
多次元的なものを整理して一次元にする 知性
そのままだせたほうがすごい
現実は完全と思いたいけどコンピュータに比べると不完全。
電子メディアの不連続性(危険さ、あやうさ)を知るべき
アートは「擬似的な事故体験」。
不完全を知ることでより現実がよくみえる。
現実に起きていて当たり前だ、正しいと思っていることが、
コンピュータをつかって再現すると、いろんな不整合や可能性が出る。
技術は不完全、を出せるのがおもしろい。
完璧なものを再現しても意味がない。
事故が起こるということ。
メディアアートの主題
・対象の自動的な記録と再生。装置による情報化
・インターフェース。情報と現実をつなぐ装置。対象を操作するという幻想。
世界の見え方が変わる。
・インタラクティブティー。鑑賞者から参加者へ。
・観察者問題。情報の引き出し手。。
・展示空間はどこへいったか、
・アーカイブ
定義
・電子技術をメディアとした表現
・メディアそのものに対して意識的である。疑っている。批判的に使っている。
失われるものを見せる。
例:2つ画面があると、、、何でだろう、と構造を考える。
・新しいメディアを作る。
必要なもの、それがどのような現実を明らかにしてくれるのか。
東京大学大学院情報学環×東京藝術大学大学院映像研究科
シンポジウム「メディア・アートとは何か?」15時30分−17時00分
≪第一部『不完全な現実』をめぐって≫
― 藤幡正樹(問題提起)+ 石田英敬(対論者)―17時00分−19時30分(質疑応答を含む)
≪第二部「メディア」×「アート」≫
― 藤幡正樹 + 建畠晢 + 石田英
敬、司会:松井茂(詩人)―