逃げるために読む

ミステリー小説なんて、小学生のエラリー・クイーン、少年探偵団以来、
読もうと思ったこともなかったのに何となく。
読んでみたら、現実の延長みたいに世間に満ちていて、
なのに全部他人事で。
しかもありえないことが起きて、解けるものだから、
連日通勤時間を潰してきた。秋から冬にかけて。
まだ冬。

感想もあまりないけれど、思い出せる範囲の備忘録。

そういえば、以前に屋根裏に数年身を隠していて、
家主の男性の留守に食事やら、入浴やらをしていたという女性がつかまったことがあった。
彼女が家主に塀の中から手紙を寄こし、書かれていたのが、
差し入れがほしい。ミステリー小説、宮部みゆきが好きだという話。

何となくわかる気がする。スライドした日常。わたし自身の安さ。


葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫) 歌野 晶午
重力ピエロ (新潮文庫) 伊坂 幸太郎
グラスホッパー (角川文庫) 伊坂 幸太郎
ラッシュライフ (新潮文庫) 伊坂 幸太郎
火車 (新潮文庫) 宮部 みゆき
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) 東野 圭吾
八日目の蝉 角田 光代
13階段 (講談社文庫) 高野 和明
理由 (新潮文庫) 宮部 みゆき
慟哭 (創元推理文庫) 貫井 徳郎
ガラス張りの誘拐 (角川文庫) 歌野 晶
R.P.G. (集英社文庫) 宮部 みゆき
魔術はささやく (新潮文庫) 宮部 みゆき
ユージニア (角川文庫) 恩田 陸
I’m sorry,mama. (集英社文庫) 桐野 夏生
孤独の歌声 (新潮文庫) 天童 荒太
償い (幻冬舎文庫) 矢口 敦子
etc