コム・デ・ギャルソンの社員研修展

ギャルソンを見ると、いつも丸美花園の真っ白の花束を思い出してました。
それも、もうすこしで花びらの際が褐色になりそうな、
美しさがグロテスクに変わる直前の白。

川久保玲渡辺淳弥がこれまでのコレクションをシーチングで再現、型紙を壁に貼って構成した、夢のような展覧会が開催されているそうです。
が、これ、社員のための展覧会。
すごい。

記事はこちら。

「無言の社員研修」って?(読売新聞)

白に神髄 コム・デ・ギャルソン展
大手小町

面白いのが、同じ読売新聞系でも、タイトルのつけ方が異なること。
読者層のが既に持っているであろう情報量に考慮して効果的なタイトルをつけているのが面白い。
でも個人的には「読売新聞」本体に一票。

コレクションと同じくらい力を注ぐという川久保さんの作法から、
「服を人々に売る」ということへの、彼女の真摯な姿勢が伝わってくる。

購買者と直接接する販売担当のひとたちはもちろん、商品管理から経理まで、さまざまなかたちで商品に携わるすべての人が、その本当の良さを理解しているかどうかは(時は改善点も含めて)、本当に大切な大前提であるべきだと思う。

ギャルソンの店員さんはみんな、ほんとにここの服を愛してるんだなあ、という素直な感性が伝わってくる。
こういうところから、きてるんですね。

シーチング好きが高じて、部屋中をシーチングでくるんでいたことがある自分的には、
ちらっとでいいから見たい、触りたいもんであります。