医療映像流出ニュースはなぜ削除された?

「若いモデル萌え」と書き足されて流出したとい医療映像。この惨状を産経新聞が引き抜くも、一瞬でソースごと消えてしまったようです。
一度オフィシャルに流したニュースに関しては、なぜ差し戻しになったのか掲載したほうがいいんじゃないかと思うんですが。
無料で提供しているサービスだし、そんな筋合いもないですかね。

2008年1月15日10時31分配信 産経新聞

 医療関係者の教育用に製作された泌尿器への施術解説ビデオが無断で複製され、インターネット上に流出していることが14日、分かった。ビデオの性格上、男女とも陰部の画像処理がされておらず、何者かがわいせつ目的でネットに流したとみられる。ビデオを製作した製薬会社は「非常に遺憾。今後、同様の事態が続けば学術普及の妨げになる恐れがある」と、困惑している。
 ネット上で流出が確認されたのは、東京都内の製薬会社が平成9年に製作したビデオ(約15分)。カテーテルと呼ばれる細い管を尿道に挿入する方法や患者の感染症予防を解説する内容で、画像処理で顔を隠した男性と女性のモデルに挿入したり介護したりする場面が収められている。
 一昨年12月、ネット上の掲示板に複製された動画がダウンロードできるアドレスが掲載されていることが判明。掲示板は尿道に異物を挿入する性癖のある人が情報をやりとりする場になっており、ビデオを“手本”にすることをほのめかす書き込みもあった。
 また、ファイル共有ソフトWinnyウィニー)」でも、同じビデオの存在が確認されている。ウィニーではタイトルに「若いモデル萌え」と書き足されたことから、流出がわいせつ目的だった可能性が高いという。
 製薬会社によると、ビデオの製作は約7800本。「尿路は感染症を起こしやすい部位のため、医療従事者に正しい知識を持ってもらおうと社会啓蒙(けいもう)の一環で製作した」(製薬会社広報IR室)。
 日本医師会の推薦を受け、医師会ビデオライブラリーの目録にも入っている。希望した会員の医師に配布されたほか、医療機関の必要に応じて製薬会社が配布してきた。製薬会社は「郵送では紛失する危険があるため、社員が手渡しで届けた。すべての納入先を把握している」(同)としており、流通ルートは管理されているという。ビデオの配布は昨年4月に終了している。
 製薬会社は「極めて悪質な行為。今後は医師会など関係機関と協議して、慎重に対応を検討したい。動画を無断でネットに公開した場合、法的措置も検討する」としている。 
 ネット上には、陰部の見える医療用教育ビデオが多数、流出しているが、厚生労働省は「直接、担当する部署がない」(医政局)としており、事実上、野放しの状態になっている。