Web人大賞はNAVITIME

授賞式があったようです

サイボウズ(株価に反映してください(切実)))、ポドキャスbyココログと、まあまあ2006年的な顔ぶれがノミネートされてました。
あ、あとブラザー×はてなも。
でもこの辺りも2005年を引きずっている感じですね。
2006年は全体的に、2005年の変化をキーワード化して普及させただけの1年だったような気がします。

ナビタイム、最近都バスのラッピング広告を出していたりと、勝負どころのようです。
不勉強なんですが、「携帯電話を活用したナビゲーション・アプリケーション」ってだいぶ前からあるのかと勝手に思ってました。。。

個人的には、Web人of the yearを受賞した産経の「iza!」が一番印象的。
一番かたい印象の新聞社がここまで、というサービス。
あがってみるとなかなか大胆なコンテンツが盛りだくさん。
以下のような感じ。

其の壱 世界のニュース記事とブログが同時に楽しめる!
其の二 記者のブログが読める!記者と会話できる!
其の三 みんなでイザ語辞典を作れる!言葉の意味をみんなで共有できる!
其の四 ブログが書ける!ブログがニュースの一部になる!

1と4は裏表、2はまあ、編集者のブログという割とよくあるかたち。
3ははてなキーワードに触発された?

でもって、何しろやっぱり1、が画期的。
ネットポータルがやってるべきじゃないの? という要素が盛り込まれてます。
悪く言えば、世間でいわれているコミュニケーション系のネットの旬の機能をぶちこんだ感じなのですが、新聞という名のメディアが誇示しがちな「信頼性」をときにゆらがし兼ねないことにも果敢に挑んでいるのを見ると、「生活者が見るニュース」といった立ち位置が伝わってきます。

「報道」という言葉の持つ高みから、ニュースに下世話な好奇心をブレンドすることは否とされてきたきらいがあります。ただ、わたしたちが知るニュースは、やはり情報の一種であり、関心の持ち方はジャーナリズムと呼ばれるようなスノッブなものになるとは限りません。

この現状を考えると、「iza!」のフットワークの軽さは、何だかネット企業以上にネットらしいな、と思います。